参考文献の部屋

古書を蒐集するためには、まず古書のことをよく知らなければなりません。
ここで紹介する文献は、古書のことを知る上で、とても便利で役に立つものばかりです。
また、ここで紹介している書籍では、美しい図版が多く紹介されており、
古書に興味のない方たちでも楽しく読める(?)と思いますので、
これらの書籍を読んで、みなさんも古書の魅力を存分に味わってみて下さい。

尚、ここで紹介する書籍は、博物学書に関するものがほとんどであり、
古書全般に関するものではないため、内容が大きく偏っています。
みなさんがおすすめの書籍がありましたら、是非とも教えて下さい。







「Le Peintre et L'Histoire Naturelle」

著者:Madeleine Pinault  発行:Flammarion, 1990

フランス語の280ページの大判の本です。美しい図版が多数紹介されており、
英訳も出ています。「The Peinter as Naturalist」Abbeville, 1991(川口氏の紹介)





「Picturing Nature:
American Nineteenth-Century Zoological Illustration」


著者:Ann Shelby Blum  発行:Princeton U. Pr., 1993

400ページ近い大冊。。カラープレート74点、モノクロ図版が200点以上。
ヨーロッパのみならずアメリカの博物図譜も紹介されています。(川口氏の紹介)





「Great Flower Books 1700-1900」

著者:S.Sitwell & S.D.Ripley  発行:Witherby

52点のカラー図版が掲載されており、花譜の書誌情報が充実
しています。(川口氏の紹介)




「Fine Bird Books 1700-1900」

著者:S.Sitwell & S.D.Ripley  発行:Witherby

52点のカラー図版が掲載されており、鳥類図譜の書誌情報が充実
しています。(川口氏の紹介)




「The Art of Botanical Illustration」

著者:S. Peter Dance  発行:ARCH CAPE PRESS

こちらは植物図譜の通史です。「The Art of Natural History」と同様、
博物学書雰囲気を知るのに最適な文献です。(川口氏の紹介)




「The Art of Natural History」

著者:S. Peter Dance  発行:ARCH CAPE PRESS

博物学書の通史です。大型本で図版が多数掲載されており、博物学書雰囲気を
知るのに最適な文献です。(川口氏の紹介)




「博物学者列伝」

著者:上野益三  発行:八坂書房

題名の通り博物学者の列伝です。単なる伝記にとどまらず、その人物が生きた時代の
博物学的な背景が詳細に綴られており、博物学を勉強される方に最適の文献です。




「年表日本博物学史」

著者:上野益三  発行:八坂書房

日本における博物学的な事柄や文献等を、年表形式でまとめられた名著です。
日本の博物学について学ぶ時に、なくてはならない貴重な文献です。
本草書についての的確な評価が大変参考になります。




「享保以降江戸出版目録」

編者:朝倉治彦・大和博幸  発行:臨川書房

江戸時代中期以降における江戸の出版書肆の開版販売許可の公的記録簿です。
書籍名、著者名、出版年、版元の情報が掲載されています。
書籍情報を確認するにあたり、大変重宝する文献です。




「植物図譜の歴史」

著者:ウィルフリッド・ブラント  発行:八坂書房

植物図譜を美術的観点から評価した、植物画発展の歴史について考察を行っている文献です。
洋の東西を問わず植物図譜の紹介をしており、図版も多数収録されています。
「近代植物学の起源」同様、植物図譜の歴史を勉強される方に最適の文献です。




「近代植物学の起源」

著者:アグネス・アーバー  発行:八坂書房

古代からルネサンス期を経て近代植物学に至る過程を本草書を通じて論じた書籍です。
貴重な書籍の図版が多数紹介されており、博物学書収集家にとっても大変参考になる文献です。
付録に1470〜1670年までに出版された主要な本草書および関連書の年代順目録があります。




「稀書自慢 紙の極楽」

著者:荒俣 宏  発行:中央公論社

著者自身の古書蒐集の”病歴”を綴った、愛書家による愛書家のための本です。
それぞれの時代のとても魅力的な書物が多く紹介されており、愛書家必携の一冊です。




「図像観光 近代西洋版画を読む」

著者:荒俣 宏  発行:朝日新聞社

十七〜十九世紀にヨーロッパで作成された版画を多数紹介した本です。
版画を紹介するだけではなく、専門用語の解説、版画の購入の仕方など、これから古書を
蒐集しようと考えている人達にとっては、うってつけの一冊です。




「絵のある本の歴史 BOOKS BEAUTIFUL」

著者:荒俣 宏  発行:平凡社

一九世紀・二十世紀を中心に、イギリス、フランス、アメリカの挿し絵本の歴史について
書かれた本です。
挿し絵を見ただけで、是非とも手に入れてみたい本が多数紹介されており、絵本を集めて
いる方々の必携の一冊です。私もこの本を見て、購入した本が幾つかあります。




「図鑑の博物誌」

著者:荒俣 宏  発行:リブロポート

博物図鑑について、その魅力が余すことなく記された、私の愛読書です。
筒井康隆氏は”動植物図鑑の本質は驚異であり学術的興味や資料価値に先行する。本書は
この本質を正確に捕捉した視点から著された最初の博物図鑑学である”と絶賛しています。




「NHK市民大学 博物学の世紀」

著者:荒俣 宏

1988年10月〜12月にNHK教育テレビで放送された市民大学のテキストです。
この番組を見て、私は古書の蒐集に目覚めました。この放送の中で、荒俣氏が自らの蔵書
を手に取り、博物学の講義をされていました。この時”なんとすごい本があるんだろう。自分
も一度でいいからこのような本を手にしてみたい”と思ったのが、この世界へ足を踏み入れ
たきっかけになりました。







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