永 久 名 誉 指 揮 者
Dr.Alfred Reed (アルフレッド・リード)


  
 1921年1月25日ニューヨーク市に生まれる。幼年より両親の音楽に対する深い理解のもとに音楽教育を受け、10歳からトランペットを、15歳から作曲を学ぶ。18歳で放送局の作曲編曲副指揮者となり、1942年からは第529陸軍航空隊バンド副指揮者、ディレクターとして活躍する。その後ジュリアード音楽院に入学し、ヴィットリオ・ジャンニーニに作曲を学び、1953年ベイラー大学シンフォニーオーケストラの指揮者になる。1955年から1966年までニューヨークのハンセン出版社で編集責任者を勤める。1966年マイアミ大学音楽学校の作曲と理論の教授となり、1993年6月同大学を退く。1968年ペルーのリマにある国際音楽院から名誉博士号を受ける。
 リード博士は国際的な作曲家で、世界中のバンドと演奏活動を行っている吹奏楽の第一人者であった。作品には「アルメニアンダンス」「オセロ」「ハムレット」「エル・カミーノ・レアル」「エルサレム賛歌」などの他に、交響曲が5曲、組曲が8曲などの大作がある。80歳を越えてなお旺盛な作曲活動により年間5〜6曲の作品を発表し、200曲に及ぶ作品のほとんどが出版され、世界で最も多くの作品が演奏されている作曲家の一人であり、世界中から招待演奏に招かれ、年間の半分以上を演奏旅行に費やすほど多忙な毎日であった。
 尾西ウィンドオーケストラ(旧:尾西市民オーケストラ)においては、昭和61年5月の第22回定期演奏会にて指揮を依頼し、リード博士のすばらしい音楽に触れての感動にその後毎年指導を仰ぐ。平成元年に名誉指揮者に就任し、連続17回のコンサートは聴衆から大好評を博した。(演奏プログラムは演奏会記録参照)
 2005年9月18日マイアミにて死去。享年84歳
  



岩井 直溥氏プロフィールはこちら

八城崇幸氏プロフィールはこちら